「デスクワークで肩がパンパン…」「最近、腰の重だるさが取れない…」
そんな経験、ありませんか?
多くの方が「きっと疲れのせい」「寝れば治る」と思いがちですが、
慢性的な肩こりや腰痛には、放っておくと悪化する原因が潜んでいることもあります。
今回は、肩こり・腰痛のよくある原因と、自宅でできる対策、そして受診の目安についてご紹介します。
ただの「疲れ」じゃないかもしれない肩こり・腰痛の原因
慢性的な肩こりや腰痛の背景には、以下のような要因が隠れていることがあります。
• 姿勢の乱れ(猫背・反り腰など)
→ 長時間のスマホ・パソコン作業で、無意識に身体に負担がかかっています。
• 運動不足による筋力低下
→ 筋肉が衰えると、身体を支える力が弱まり、腰や肩に負担が集中します。
• ストレスや自律神経の乱れ
→ 精神的な緊張が筋肉の緊張を生み、肩や腰に痛みを感じやすくなります。
• ヘルニアや脊柱管狭窄症などの疾患が背景にあるケースも
→ 「ただのこり」だと思っていたら、実は神経が関係していたということも。
自宅でできるセルフケアのポイント
軽度の肩こりや腰痛は、生活習慣の見直しや簡単なストレッチで改善することもあります。
• 正しい姿勢を意識する(イスの座り方・目線の高さを調整)
• 1時間に1度は立ち上がって軽く体を動かす
• 湯船にしっかり浸かって体を温める
• 寝具を見直す(硬すぎる・柔らかすぎるマットレスは負担になることも)
※痛みが強いときや、動かすと悪化するようなときは、無理にストレッチせず安静を。
こんな症状があれば、医療機関の受診を
以下のような場合は、自己判断せずに早めの受診をおすすめします。
• 痛みやしびれが数週間以上続いている
• 手足に力が入りにくい、感覚が鈍い
• 腰や肩以外にも広がる放散痛がある
• 夜間や安静時にも痛みが出る
• 日常生活や仕事に支障が出ている
当院では、レントゲンやMRI、超音波などの検査機器を活用し、正確な診断と原因に応じた治療を行っています。
また、物理療法や運動器リハビリテーションを組み合わせ、再発予防までしっかりサポートします。