身体と心に寄り添う、
地域密着の医療をめざして

けがや関節の痛み、運動障害からの回復まで。
患者さん一人ひとりとそのご家族が、安心して治療に臨めるよう、当院では経験豊富な医師・看護師・理学療法士が連携し、
最良の医療とリハビリテーションを提供できるよう日々努めています。

整形外科
Orthopedic surgery
整形外科イメージ

骨折・脱臼・捻挫・肉離れをはじめ、関節の痛みやしびれ、椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症など、幅広い整形外科疾患に対応しています。
レントゲンやMRI、超音波、骨密度測定、血液検査など、多角的な検査で正確な診断を行い、症状に応じてお薬の処方だけでなく、電気治療などの物理療法や運動器リハビリも組み合わせて治療を進めます。
また、スポーツや日常生活への早期復帰をめざし、病態に合わせたサポーターや装具も豊富にご用意しています。

◎整形外科の診療時間
診療時間
午前 8:30 〜 12:30
(受付 11:30まで)
リハビリ
のみ
リハビリ
のみ
※2
午後 13:30 〜 17:30
(初診受付 16:30まで)
(再診受付 17:00まで)
※1
夜間 18:00 〜 20:00
(受付 19:30まで)

※1:水曜午後は不定期となりますので、詳しい日時は受付にてお尋ねください。
※2:第2土曜休診です。(但し、祝日のある週は診療します)

リハビリテーション科
Rehabilitation department
整形外科イメージ
当院のリハビリテーションは、担当制で行っており、患者さん一人ひとりの状態に合わせたきめ細やかな対応を大切にしています。
リハビリでは、PNF(固有受容性神経筋促通法)をベースに、マッケンジー法やDGMSM(ドイツ筋骨格医学会)などの治療アプローチも取り入れ、各種研修を通じて得た知見を組み合わせながら、当院独自のオリジナルなリハビリを提供しています。

痛めた部位の機能回復はもちろん、再発予防も視野に入れたリハビリを実施。腰痛・肩こり・神経痛・靱帯損傷・骨折後の後遺症などに対し、関節や筋肉の機能改善、身体全体のバランス調整や動作の回復を目指しています。

「元の生活に早く戻りたい」「痛みを繰り返したくない」…そんな思いに応える、質の高いリハビリを行っております。
スポーツリハビリイメージ
また、当院のスポーツリハビリでは、痛めた部位の治療だけでなく、競技に必要な身体機能や動作の改善にも取り組んでいます。
関節の動き、筋力、バランスなどの身体機能と、実際のスポーツ動作の中から、ケガや不調の根本原因を見つけ出し、的確なリハビリを実施します。
スポーツ選手にとって最もつらいのは、ケガによって思うようなプレーができないこと。「この動きのときに痛い」「以前の感覚と違う」など、プレー中の違和感や痛みに対して、理学療法士が原因となる動作を分析し、改善を図ります。

ただ治すだけでなく、ケガをする前よりも高いパフォーマンスを目指す。それが、当院のスポーツリハビリの目標です。
また、部活動やお仕事終わりでも通いやすいよう、月曜と木曜は20時までリハビリを実施しています。
当院理学療法士の主な認定資格など
  • ドイツ筋骨格医学会DGMSM日本アカデミー認定セラピスト
  • DVTMリンパ浮腫認定セラピスト
  • IPNFAアドバンスコース4
  • 国際マッケンジー協会認定コース パートA~D
  • 宮崎県体育協会認定アスレティックトレーナー
  • 日本障がい者スポーツ協会公認障がい者スポーツトレーナー
スポーツリハビリイメージ

内科
Internal medicine
内科イメージ
当院の内科では、発熱・咳・腹痛・下痢などの風邪症状や感染症をはじめとした、日常的に起こりやすい急な体調不良から、糖尿病・高血圧・高脂血症といった生活習慣病の管理まで、幅広く対応しています。
血液検査やレントゲン、MRI、心電図、超音波検査、尿検査など、さまざまな検査機器を備えており、より正確な診断が可能です。症状の原因をしっかりと見極めたうえで、お一人おひとりに合った治療方針を立て、安心して通院いただける医療を目指しています。

「ちょっと体調が気になるな」という段階でも、どうぞお気軽にご相談ください。早めの受診が、よりよい健康管理につながります。また、健康診断や各種予防接種も実施しております。健診メニューの詳細は、下記をご覧ください。

◎内科の診療時間
診療時間
午前 8:30 〜 12:30
(受付 11:30まで)

※第4土曜日のみ

健康診断
Health Check

◯健康診断(労働安全衛生法による検診)

39歳以下の方
(35歳は除く)
35歳の方
40歳以上の方
雇用時
問診
医師検診
身体測定
腹囲測定
視力
聴力
血圧
尿検査
血液一般検査
生化学検査(肝機能)
生化学検査(脂質・代謝系)
心電図
胸部レントゲン
腰レントゲン
料金4,950円(税込)11,000円(税込)11,000円(税込)

※検診は予約制になっております。
※上記以外にもご要望に応じた検診メニューをお作りできます。詳細はお問い合わせ下さい。

交通事故・労災
Accidents & Work Injuries
当院における
交通事故による外傷の対応
Step1
受付で、交通事故対応ご説明

保険会社から当院に連絡がされない場合には、全額患者様の自費診療になってしまうため、必ず保険会社に当院を受診することを伝えて連絡してもらってから受診してください。
Step2
診察

事故の状況やお身体の状態などを丁寧に伺います。必要な検査を行い、結果をわかりやすくお伝えします。
その上で患者様と治療方針を相談しながら決めて、それにそって治療を行います。
Step3
治療

まずは痛みを和らげて炎症を抑えることを優先させた治療を行います。定期的な診療に加え、薬物療法、物理療法、理学療法などを適切に組み合わせた治療を行います。
リハビリテーションは同じ理学療法士が担当して、じっくりご相談しながら必要なプログラムを行います。また、ご自宅でできるセルフケアやストレッチ、日常生活上の注意点などもわかりやすくお伝えしています。
運動器リハビリテーションは予約制ですので、スケジュールが立てやすく、余計な待ち時間なども必要ありません。
Step4
後遺症診断書の作成

治療が終了します。その時点で後遺症障害がある場合には、後遺症診断書の作成も可能です。
労災について

労災は「労働災害」のことで、労災保険制度は業務上または通勤途中で負った傷病などに対して適用されます。
労働者災害補償保険法によって定められており、正社員・アルバイトなどに関係なく適用されます。
また、保険料は事業主(会社)が負担します。労災申請を行って認定されると労災保険が適用されて治療費は全額支給されます。そのため、自己負担はありません。
当院は、労災保険指定医療機関ですので、業務中・通勤中にけがをされた場合には職場に確認してから早めに受診してください。

PRP療法(再生医療)
Platelet-Rich Plasma therapy
PRP療法とは?

PRP療法(自己多血小板血漿療法)とは、ご自身の血液から取り出した“血小板を多く含む成分(PRP)”を、痛んだ部分に注射して、自然治癒力を高める再生医療の一種です。

PRPに含まれる「成長因子」には、傷んだ組織を修復しようとする働きがあり、整形外科では、関節炎やケガ、スポーツ障害などの治りにくい痛みの改善に活用されています。

実際に、大リーグの大谷翔平選手や田中将大選手も、肘のケガにPRP療法を取り入れたことで知られています。

PRPイメージ
なぜ効果が期待できるの?

血小板には、出血を止めるだけでなく、体の組織を修復する“成長因子”を出す働きがあります。
私たちが日常の中で、切り傷やねんざが自然と治るのも、この血小板の力によるものです。
このような体に本来備わっている「治す力」を利用して、PRPを注射で集中的に痛んだ場所へ届けることで、回復をサポートするのがPRP療法です。

当院での対象となる症状(例)

以下のような症状で、従来の治療では改善しにくい方にPRP療法をおすすめしています。

  • 肉離れ
  • 靱帯損傷
  • テニス肘・ゴルフ肘(上腕骨外側/内側上顆炎)
  • 手首の痛み(TFCC損傷)
  • アキレス腱障害
  • 足底筋膜炎 など

※すべての方に適応できる治療ではありません。医師の診察により判断いたします。

治療の流れ(当日のスケジュール)
  1. 採血(約10cc)
  2. 血液を専用の機械で遠心分離し、PRPを抽出
  3. 抽出したPRP(約3cc)を患部に注射
  4. 注射後は約15分間、安静にお過ごしいただきます

※治療は比較的短時間で終了し、入院の必要もありません。

治療回数と効果の評価
  • 原則として、1か月ごとに3回〜6回の注射を行います。
  • 治療後、半年ほどの経過を見ながら、効果を評価します。
  • 残念ながら効果が得られなかった場合も、通常の保険診療や手術治療へ移行することが可能です。
メリットとデメリット

◎ メリット

  • 自分の血液を使うため、副作用が少なく安心
  • 手術をせずに自然治癒力を高められる

△ デメリット

  • 費用の自己負担が大きい(自由診療)
  • 効果には個人差があり、すべての方に効くわけではない
安全性について

当院のPRP療法は、厚生労働省に届け出を行っている「第3種再生医療等提供計画(PC7230002)」に基づいた安全な体制で実施しています。

ご希望の方へ

PRP療法をご希望の方は、まずは一度、整形外科外来を保険診療で受診してください。
症状を確認のうえ、この治療が適しているかを医師が判断いたします。
自分の力で回復を目指す、新しい選択肢として、興味のある方はお気軽にご相談ください。

巻き爪診療
Ingrown nail
巻き爪イメージ

巻き爪・陥入爪でお困りの方へ

「歩くと爪が痛む」「靴を履くと指先が圧迫されてつらい」「自分で巻き爪を切るのが怖い」
こうした巻き爪や陥入爪の痛みは、我慢せず早めに適切な治療を受けることが大切です。

悪化すると炎症や化膿を起こし、歩行や日常生活に支障をきたすこともあります。
当院では、巻き爪治療の専門的な知識と豊富な実績をもとに、状態に合わせた最適な治療法をご提案しています。

「どの治療が自分に合うかわからない」「手術はしたくない」といったお悩みにも丁寧に対応し、痛みの軽減と再発予防をサポートします。
少しでも違和感を感じたら、お早めにご相談ください。

当院で行っている治療法

◎保険適用の治療

軽度〜中等度の陥入爪や巻き爪に対し、以下の治療を保険診療内で行っています。

①テーピング

テーピング
爪がくい込み腫れている部位をテーピングにて引っ張ることで炎症や疼痛をやわらげます。

②コットンパッキング法

ットンパッキング法
患部の皮膚を強く押さないようにゆっくりとコットンを爪の下に押し込み爪による皮膚への刺激をやわらげます。

③ガター法

ガター法
麻酔をした後に不良肉芽を切除しアクリルチューブを爪と肉芽の間に挿入します。

④フェノール法

フェノール法
他の治療で効果が見られない場合には根治治療としてフェノール法をお勧めしています。麻酔下にて皮膚に食い込んだ爪を根っこごと取り除きます。その取り除いた部分にフェノールという薬品で爪が生えてこないように処理をします。

◎自費診療による矯正治療(保険適用外)

見た目を重視したい方や、できるだけ爪を切らずに矯正したい方には、以下の自費治療も行っております。

①巻き爪マイスター&リネイルゲル

テーピング
巻き爪の最新治療です。リネイルゲルという爪を柔らかくする製剤を爪に塗布し、巻き爪マイスター(矯正具)を装着します。24時間後には驚くほど爪が矯正されます。(HP:マルホ株式会社

②巻き爪クリップ

ットンパッキング法
軽めの巻き爪にはDr.Schollの巻き爪クリップをお勧めしています。短い爪や厚い爪、高度な巻き爪には適していません。

③3TO(VHO)法

ガター法
専用のスチール鋼製ワイヤーを使用して爪の形状に合わせて調整し、爪の左右に引っ掛けて固定します。(HP:バン産商株式会社

④ペディグラス

フェノール法
国際特許技術『ペディグラステクノロジー』の補正器具を使用しています。仕上がりが美しいです。(HP:ペディグラス